『女神が目覚めるとき』
さらさら、さらから、時が砂のように零れ落ちていく。だから…
―― 戻っておいで。世界が壊れてしまう前に。我が元に……
『ごめんなさい。私はもう……怖くて一緒にはいられないわ。出ていってほしいの』
『私はこの身を神にささげた身です。そのようなこと……あるはずがありません』
『あたしたち、2人でよかったね。1人だったら、すごく心細かった。ずっと…一緒にいようね』
『うん、わたしたちはわたしたちだよね。自分たちが何なのかなんて、そんなの知らない。ただ、ずっと一緒にいようね。約束だよ。
約束……だよ、ね?』
話の一部から。
暗めな話だけど、救いが全くない訳ではない…のかなぁ?
異世界トリップで言葉が通じないという設定で考えたもの。