お話 謎 4 逃げるが勝ち。 「はー食った食った」 お腹をさすりながら用意してもらった部屋へと戻り、ベッドにぼすんと腰かけた。 ガウリイは夕食前には戻ってこなかった。アメリアとゼルのツッコミに、ガウリイが何をやっているか気にならないわけじゃない。 でもガウリイがいないと... 2008.03.01 お話
お話 謎 03 世の中知らないほうが幸せなこともある。 うららかな午後のティータイム――って言えば聞こえはいいんだろうけど、実際は頭を抱えて絶叫するゼルに、面白そうな顔でそれを見ているアメリアの姿。 そして給仕のために控えているメイドは、びくびくとした態度でこちらを窺っている。この場に居合わせた... 2007.05.05 お話
お話 謎 02 合成獣(キメラ) …訂正、玩具(オモチャ)にされた男 温くなった香茶を口に含みながら、あたしは今頃になって気づいたガウリイの謎にぐるぐると思考をめぐらせた。 あたしは別に過去にこだわらないほうだと思う。というか、自分があまりいいことをしてこなかったせいか、人に根掘り葉掘り聞かれるのもごめんだし... 2007.03.20 お話
お話 謎 01 不思議な男 ここはセイルーン城にある花々が咲き乱れる庭園。 なんでこんな所でいるかというと、適当にガウリイと旅をしていたら、ただ単にゼルを捕獲したんで、そのままアメリアんとこに乱入したという状況。 だってセイルーン内だったし。久しぶりに四人で会うのもい... 2007.02.17 お話